ここでは道具の使い方やお手入れの仕方などを説明します。
書き方や描き方は先生や教科書、動画などで学んでください。
【筆の使用始め】
・キャップつきの筆はキャップをはずし捨てます。(再びキャップをつけることはありません。)
・筆の毛を固めているノリを熔かすため、水かぬるま湯につけて丁寧に揉みほぐします。
【筆の使用後・保管】
・使い終ったら毛をよく水洗いし墨を落とします。墨が残ると乾いて毛が切れたり割れたりする原因になりますので、ここでしっかり墨を落としてください。
・毛の形を整え、風通しの良い場所へ吊り下げる形で自然乾燥させます。教室などで書き、持ち帰る場合は筆巻に入れて持ち帰ってから自宅で自然乾燥させてください。
【筆の毛先が固まってしまった場合】
・根元まで墨が入り固まっている可能性もあるため、根元までぬるま湯に浸かるようにして吊り下げ半日ほど置きます。
・墨が溶け出し毛がほぐれたら、水洗いで完全に墨を落とし、風通しの良い場所へ吊り下げる形で自然乾燥させます。
【墨の使用後】
・使い終わったら、書き損じの紙などで水分を拭き取ります。ティッシュなど柔らかい紙は表面に貼り付く可能性があるので避けましょう。
・直射日光の当たる場所、温度変化の激しい場所を避けて風通しの良い場所に保管してください。桐箱があればそれに入れましょう。
【硯の使用後】
・使い終わったら、残った墨液を書き損じの紙などで拭き取ります。(多量の墨液をシンクに流すと色がつく場合があります)
・その後 手かスポンジで水洗いします。硬いタワシなどを使うと硯に傷がつくのでやめましょう。
・端に墨液の固まったものが残る場合があるので丁寧に洗い、とれなければ30分ほど水に浸けてから洗います。
【筆置】
・筆の使用中、書かない時はここに筆を置きます。
【水差】
・硯に水を入れる時に使います。貯めた水に本体を浸けると水が入ります。
【文鎮】
・紙を押さえる時に使います。
【墨池】
・水を入れて、筆を洗い毛を整える時に使います。
・蓋はパレットとして使えるので、水墨画(墨絵)をする時に水を入れて墨を薄める事ができます。
【下敷】
・文字を書いたり絵を描く時に紙の下に敷きます。
【筆巻】
・筆を持ち運びする時に使います。(風通しが良いので筆が痛みにくくなります)