書道とは

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書くために書くのか、何≪文章や詩文、熟語≫を書くのか。

書道、習字、学校や近くの塾で習われたことがあるとおもいます。
半紙に2~6文字の字を筆で書く・・・
最初はひらかな、そして漢字に
古代中国、文字を書くという意味での書道は、行政書類、記録や情報伝達のために生まれました。
最初は象形文字、それが篆書文字に・・・篆刻というのやっている人多くいますが、篆書文字を石印材に彫るから篆刻といいます。

テキスト≪手本≫の文章書くだけが書道ではありません。
漢詩漢文で書かれた書道作品も多く見られますが必ずそうでなければならない、ということはありません。
自分の好きな文章や詩を書いても良いのです。漢字平かな混じっても大丈夫。
好きな歌の歌詞を書いても良いのです。演歌、ニューミュージックの歌詞でも大丈夫、自分が感動する詩なら他人がどう言おうが。
昔、事務用の書道から離れ、いわゆる今でいうところの書道は、書くために始まったのではなく、詩作し、筆で書き留める、他者が作った詩に感動し、感動を胸に抱えて書き留める、このような行為から始まったのです。
決して書くために書くのではありません。
もちろん、展覧会で優秀な賞を受賞するために努力することもテクニックの高上を目指すという点で無意味だとは言えませんが。

藤尾 博

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