髙島屋大阪店 第34回 この道ひとすじ 日本の伝統展 8/12~16
今回は、因州和紙と古梅園の隣の「雄勝硯(おがつすずり)」さんを紹介します。
開和堂硯舗
実際に売り場では硯製作作業を見ることができます。この大きな彫刻刀のようなもので彫るのですが、右肩にその柄を当てて体の力を使って彫りを進めます。
彫り方によって大きさを変えて続けます。ここで形を作ってから、水洗いやツヤ出しなどの課程があって商品として完成するそうです。
売り場にはいろいろな大きさ、種類の硯が並べられています。
これは自然石の形を残したものです。
良い硯は粒子が細かいので、こうやって擦る面を触って確かめます。「え?これ本当に墨擦れるの?」と思うぐらいスベスベです。荒い粒子の硯では、墨のおり方が悪いので墨色が悪くなります。良い墨を使う時こそ、このような良い硯を使います。
この伝統展が終わるまでにまだまだ勉強させてもらおうと思います。