【新商品】古梅園 阿膠(あこう)松煙墨

【新商品のお知らせ】
古梅園 阿膠(あこう)松煙墨 1丁型


阿膠を使った油煙墨はもともとありましたが、これは青味が美しい松煙墨です。
いきまつ松煙と希少なロバの膠「阿膠(あこう・アキョウ)」から造られた和唐墨です。
かすかで非常に上品な青味が表現できます。仮名、漢字、書画作品用に最適です。
阿膠は古代中国では最良の膠として扱われており、100年以上前に古梅園が中国から輸入し保管していたその古膠を使用しています。

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「最良の膠」 阿膠
膠は獣や鳥などいろいろな動物のコラーゲンを含む骨・皮・健・結合組織・うろこ・うきぶくろなどの部分から取り出されたゼラチンを主成分とするたんぱく質の類だそうです。なので種類が多く、産地や原料の動物や部分などから名前というか呼び方が決まるのです。

中国の医薬に関する有名な著書「重訂本草網目啓蒙」の中で小野蘭山という人の解説によると、中国山東省の東阿井、阿膠井、阿井と言われた井戸の水を使って、黒い驢馬(ロバ)の皮を煎じて作ったのが「阿膠」であり、水が違うものは「阿膠」とは言わないそうです。しかもその水は、その阿膠を作る時だけに使われたそうです。

この商品はその伝説の「阿膠」なのか?ということになってきますが、資料によると、阿膠が発明された当時の手がかりが少なく、どういう品質か正確にはわからないそうです。確実な情報として、世界大戦前まで中国から阿膠の名で日本へ輸入された膠があったということです。そして古梅園は大戦よりも前に輸入した膠を使用しているそうなので、この輸入されていた時期の阿膠なのでしょう。

伝説の阿膠に習って作られた、というのが正しいかもしれませんが、こういう歴史のある珍しい墨なのでしょう。

【限定品】山中塗蒔絵の万年毛筆 夢銀河「龍」

軸に山中塗の蒔絵が施された特別限定の万年毛筆です。
穂先は程よい弾力で使いやすいイタチの毛です。
硬筆として使える、替ぺん先も同封しております。

定価 194,400円(税込)
販売価格 136,080円(税込)

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■山中塗について
山中漆器の起源は天正年間(1570〜1592年)。豊富な木材資源を求めて山中温泉の上流にある真砂集落に移住した木地師によって始まりました。その後、木地の技術に加え、様々な技を開発、現在の山中漆器の特徴となる技術と個性を確立しました。華やかな蒔絵で彩る食器や、棗(なつめ)をはじめとする茶道具など、時代とともに多くの名品が生まれ、石川を代表する伝統産業となりました。

■伝統工芸士 谷口博山氏
今回、山中塗蒔絵の名匠、谷口博山氏によって、夢銀河の軸に蒔絵を施していただきました。高蒔絵などの様々な蒔絵技法を用い、1本1本丁寧に描かれた蒔絵の、華やかでありながら気品ある輝きを、ご自身で感じていただけたら幸甚に存じます。

■この商品は特別限定品につき、在庫のみで販売終了となります。

■内容
・万年毛筆本体
・スペアーインキ3本
・替穂首1本
・替ぺん先硬筆1本
・桐箱

■お取扱い上の注意
・経年変化(変色、使用に伴う消耗など)があります。
・蒔絵の図柄部分を強くこすったりされますと、金色が薄くなる場合があります。
・長時間水につけないでください。
・直射日光や、冷暖房器具の風が直接当たるところや熱機具の近く、夏場閉めきって高温になった車中などでの使用や放置をお避けください。高温や低温、高湿度や乾燥はひび割れなどの原因になります。
・強い振動や、衝撃の加わるところでの使用や放置をお避けください。