今年も開催されるイベント「第75回 正倉院展」に関する商品のお知らせです。
会期:2023年10月28日(土)〜11月13日(月)
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
公式サイト
商品「平螺鈿背圓鏡」は、今回の正倉院展で展示される宝物のひとつを模して作られた墨です。
「蘭奢待」は実際に正倉院にあった香木を模して作られた墨です。
どちらも奈良の老舗 古梅園により製墨された記念墨です。
今年も開催されるイベント「第75回 正倉院展」に関する商品のお知らせです。
会期:2023年10月28日(土)〜11月13日(月)
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
公式サイト
商品「平螺鈿背圓鏡」は、今回の正倉院展で展示される宝物のひとつを模して作られた墨です。
「蘭奢待」は実際に正倉院にあった香木を模して作られた墨です。
どちらも奈良の老舗 古梅園により製墨された記念墨です。
【新商品のお知らせ】
古梅園 阿膠(あこう)松煙墨 1丁型
「最良の膠」 阿膠
膠は獣や鳥などいろいろな動物のコラーゲンを含む骨・皮・健・結合組織・うろこ・うきぶくろなどの部分から取り出されたゼラチンを主成分とするたんぱく質の類だそうです。なので種類が多く、産地や原料の動物や部分などから名前というか呼び方が決まるのです。
中国の医薬に関する有名な著書「重訂本草網目啓蒙」の中で小野蘭山という人の解説によると、中国山東省の東阿井、阿膠井、阿井と言われた井戸の水を使って、黒い驢馬(ロバ)の皮を煎じて作ったのが「阿膠」であり、水が違うものは「阿膠」とは言わないそうです。しかもその水は、その阿膠を作る時だけに使われたそうです。
この商品はその伝説の「阿膠」なのか?ということになってきますが、資料によると、阿膠が発明された当時の手がかりが少なく、どういう品質か正確にはわからないそうです。確実な情報として、世界大戦前まで中国から阿膠の名で日本へ輸入された膠があったということです。そして古梅園は大戦よりも前に輸入した膠を使用しているそうなので、この輸入されていた時期の阿膠なのでしょう。
伝説の阿膠に習って作られた、というのが正しいかもしれませんが、こういう歴史のある珍しい墨なのでしょう。